「え!?」
「これ、女じゃないの!?」
「あき!?この人!?」
先輩がたが、ポスターに張り付いてわいわい騒ぐ。
……ああ、バレちゃった。
「梅宮か~。」
会長の彼氏がそうつぶやいた。
梅宮くん?……って言うの?
「じゃ、せっかくだから、梅宮くん?呼んでもらってぇな。」
会長が彼氏にそう頼む。
ひや~!
「いや、けっこうです!」って言葉と「お願いしますっ!」って言葉が私の中でぐるぐる回る。
口をパクパクしてると、竹原くんが気の毒そうな顔をした。
「残念。さっき帰りました。ほんのちょっと前やから、まだ地下鉄乗ってへんと思いますけど。……あきちゃん?また、走って追いかける?」
さっそく名前で呼ばれて、私はものすごく驚いた。
竹原くん、軽~~~~い。
「帰ったって……」
会長の彼氏が、実行委員長の立場上ひっかかったらしい。
「あ~、あいつはサボりじゃないですよ。ちゃんと担任に伝えてますわ。今、大変やから。」
竹原くんが一応フォローしたけど……
「あいつ『は』なんだな。」
彼氏さんは、苦笑した。
もう1人の人は、サボりなのかな。
ポスターに目をやると、何となくバタ臭い綺麗な人が描かれていた。
3人3様やけど、本当に素敵。
美女と美丈夫と天使って感じ。
「看板に偽りあり、やん。君しかいないんじゃ。」
副会長がそう文句を言うと、竹原くんはニッコリ笑った。
「さっきまではいたんですよ、本当に。ただ俺と違って、あいつらは目立ちたくないから裏方に回ってますけどね。」
そして私のほうを向いて言った。
「明日、もう一度来てくれへんか?俺が責任もって案内するから。」
周囲が、少しざわついた。
「案内は、いい。でも……見たい。」
ざわつきが鎮まった。
……どうやら、この竹原くんに関わるとちょっとめんどくさそうな気配。
「見るだけ?ま、いいけど。とりあえず、おいで。」
竹原くんは、財布から名刺を取り出して私に差し出した。
「着いたら電話して。」
今度ははっきりと、ざわつきが高まった。
何となく居づらくて、私は展示を見ずに1人で帰路に就いた。
翌日、私は1人で赴いた。
「竹原義人くん、か。」
昨日もらった名刺には、氏名・携帯の電話番号とメールアドレスが記されていた。
何となく、電話をかけるのはハードルが高い。
私は到着した旨をメールで伝えて、華道部の作品を見に寄せていただいた。
来月のお家元の華展の参考になるかなあ、と。
指導者の方針なのか斬新な作品が多く、花材も珍しいものが多い。
花器も手作りっぽいものから切り出した青竹まで、楽しく見せてもらっていると
「熱心に見てるなあ。華道やってるん?」
と、斜め後ろから声をかけられた。
「これ、女じゃないの!?」
「あき!?この人!?」
先輩がたが、ポスターに張り付いてわいわい騒ぐ。
……ああ、バレちゃった。
「梅宮か~。」
会長の彼氏がそうつぶやいた。
梅宮くん?……って言うの?
「じゃ、せっかくだから、梅宮くん?呼んでもらってぇな。」
会長が彼氏にそう頼む。
ひや~!
「いや、けっこうです!」って言葉と「お願いしますっ!」って言葉が私の中でぐるぐる回る。
口をパクパクしてると、竹原くんが気の毒そうな顔をした。
「残念。さっき帰りました。ほんのちょっと前やから、まだ地下鉄乗ってへんと思いますけど。……あきちゃん?また、走って追いかける?」
さっそく名前で呼ばれて、私はものすごく驚いた。
竹原くん、軽~~~~い。
「帰ったって……」
会長の彼氏が、実行委員長の立場上ひっかかったらしい。
「あ~、あいつはサボりじゃないですよ。ちゃんと担任に伝えてますわ。今、大変やから。」
竹原くんが一応フォローしたけど……
「あいつ『は』なんだな。」
彼氏さんは、苦笑した。
もう1人の人は、サボりなのかな。
ポスターに目をやると、何となくバタ臭い綺麗な人が描かれていた。
3人3様やけど、本当に素敵。
美女と美丈夫と天使って感じ。
「看板に偽りあり、やん。君しかいないんじゃ。」
副会長がそう文句を言うと、竹原くんはニッコリ笑った。
「さっきまではいたんですよ、本当に。ただ俺と違って、あいつらは目立ちたくないから裏方に回ってますけどね。」
そして私のほうを向いて言った。
「明日、もう一度来てくれへんか?俺が責任もって案内するから。」
周囲が、少しざわついた。
「案内は、いい。でも……見たい。」
ざわつきが鎮まった。
……どうやら、この竹原くんに関わるとちょっとめんどくさそうな気配。
「見るだけ?ま、いいけど。とりあえず、おいで。」
竹原くんは、財布から名刺を取り出して私に差し出した。
「着いたら電話して。」
今度ははっきりと、ざわつきが高まった。
何となく居づらくて、私は展示を見ずに1人で帰路に就いた。
翌日、私は1人で赴いた。
「竹原義人くん、か。」
昨日もらった名刺には、氏名・携帯の電話番号とメールアドレスが記されていた。
何となく、電話をかけるのはハードルが高い。
私は到着した旨をメールで伝えて、華道部の作品を見に寄せていただいた。
来月のお家元の華展の参考になるかなあ、と。
指導者の方針なのか斬新な作品が多く、花材も珍しいものが多い。
花器も手作りっぽいものから切り出した青竹まで、楽しく見せてもらっていると
「熱心に見てるなあ。華道やってるん?」
と、斜め後ろから声をかけられた。



