利由side

私は、また、助けられなかった。
あの人達が、怖いから。
翠「橘さーん!ちょっといいー?」
猿山翠が話しかけてきた、何だろう?
筑紫はまだ帰ってきてなかった。

連れてこられたのは、空き教室だった。
利「あの、何か?」
架「橘さんってぇ、雑草の事どう思ってんのぉ?」
てゆーか、窓開けたい、皆の香水の臭いが混ざって吐き気がする。
利「どうって、友達だけど?」
欄「あいつさー、あんたの事嫌いだよ?」
利「そんなわけ!」
壇「あるんだよ」
利「っ…。」
そんな、嘘だ。だって、筑紫とは、小学校からの付き合いなのに。
剛「だからさ、俺達と一緒にいよーよ!」
翠「橘さんだって、嫌われてるのに傍にいる意味ないじゃない?」
それは、筑紫をイジメるってこと?
嫌だ、やりたくない。けど、ここで断ったら…。
架「断ったらぁ、どうなるかわかるよねぇ?」
やっぱり…。
利「わかった。」
欄「これからよろしくな!利由!」
利「うん!」
まぁ、見てるだけでもいいかな。

私はその時にはまだ、これから起こることを知らなかった。