僕は身体を拭いてズボンだけ履くと、上半身裸のまま部屋に戻った。そっとドアを開けると、律はまだぐっすりと寝ていてほっとしながら中に入る。
「律、風邪うつってないかな…?僕、マスクした方が良いよね。まぁ、遅いけど。」
マスクの箱から1枚取り出してマスクをつける。少し息しづらいしマスクの中は蒸れる。でも、律に風邪うつっちゃうの嫌だし…仕方ないか。
「んっ。あれ?私…、寝てたのか。」
目を擦りながら起き上がった律の頭は、所々寝癖がぴょんと立っている。なんか、触覚みたい…。
「あ、新はよー…。なんで、上着てねぇんだよっ!!!」
「ぶはっ!!」
僕が上半身裸なのを見て、その場にあった枕を思い切り僕の顔面に投げてきた律。その衝撃で僕はその場に尻餅をついた。
