大人たちなんて嫌いだ。いや、人間自体嫌いだ。信じれるわけない。信じていた親に虐待をされて捨てられたんだ。信じれるわけない。
だけど、律や真司、良太、呉羽さんなら信じれると思った。こんな僕を家族の様に接してくれる。僕を信じてくれる。
こんな僕を見捨てないでくれた。この人たちを信じないわけない。そんなの失礼だよ。闇から出してくれた恩人を信じないバカは居ないでしょ?
「んっ…。」
目を覚ますと、目の前には規則正しく寝息を立てて寝る律の顔。ずっと僕を抱きしめていたみたいだ。
「僕…、律と付き合ったんだよね…。」
僕は、律と付き合ったんだ。絶対にもっと強くなって律を守る。僕を助けた恩返しに絶対に守って幸せにする。それが、良太と呉羽さんとの約束だから。
