突然の発言に皆、間抜けな声を発しながら固まった。変な事を言ったことに自覚のない私は、何故皆が固まったのか分からずテンパる。



「え?え?皆してなんなの?」



「姉ちゃん、頭大丈夫…?どんな理由があれ、自分を撃った奴に友達になれって…、大丈夫?」




え、なにそのガチ心配そうな感じ。さっきまでちょっとシリアスだったのに、またこういう感じに戻ってるんだけど。ダメだなコレ。もう、シリアスなシーンとか出来ないよ。怒られてるとき笑っちゃう的な感じだよ、もう。




「それより、怪我の心配しろやカス!そもそも許すとか許さないとか別にどーでもいいでしょーが!お互い様だし。」



「それは…!でも、俺は許せない。」




「良太。」




「どんなに言おうが許せない。」




私から目を逸らし、唇を噛み締めながら言う良太。私の言うことはいつも聞いてくれるんだけどね…。どんだけシスコンなの…?