「よっ!!名月、紅木!!」 そう言ってきたのはあたしの片想い人。 東条 海濤君っ!! 「おはよっ!!海濤!!」 香那が言った。 「おはよう。東条君。」 あたしと香那が言うと東条君は走って行った。 いいなぁ。香那は… あたしも『海濤!!』って言いたぁい!! 「いいな…香那…」 「皆、『海濤』って呼んでんじゃん!!凛も呼んじゃいなって!!」 「そ…??」 「うん!!呼び!!」 「呼んでみるっ!!」 そう言ってると、もう学校まで来ていた。