スーツの君に.

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先生は、来てすぐに、
私のところへ向かってきた

「いつ、するん?」
「いつでもいいよ!
先生の都合のいい時に声かけて!」

スピーチ原稿を取り出しながら先生の質問に答える

さっきまでは冷たかったイスも、なんとも感じないほどに体温が上がる

緊張しているのが自分でもわかる
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