スーツの君に.

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たまに見る、楽しそうに笑う先生を見るのは大好きだった。

見ていれば、私も元気をもらえたから。

「…みたいな?」

「そんなわけないじゃないですか!」

そもそも、購買もないし…笑

ほんとにいい歳して何してんだろ、
こんなに笑って、スーツで…

「もっと早く美月に出会いたかったな」

ボソッと言った先生の言葉は

キーンコーンカーンコーン…

チャイムにかき消された。

だけど、ちゃんと私の耳には届いて、心の中に響いた。

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