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それから、あまり先生と話せなかった私は、だんだんと寂しくなってきて、
一人だけ喋れないのが悔しくて
先生を見つめてばかりいた。

でも、このままじゃ何も変わらない、話しかけなきゃ、と思い始めた。

勇気をだして声をかけると、

先生はいつもの様子で、話してくれた。
こんなに簡単なことが
なんでできなかったんだろう。

周りの視線が痛いからって、どうして質問できなかったんだろう。

帰り際、先生が

「今日もかわいいね」

って言ってくれたから、私、明日からも頑張れるよ。

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