僕は二人を助けるために馬車に乗った。 馬車の中にはティルスとミリアがぐっすり寝ていた。 「俺は悪いことをしようとしていないんだよ。ただ君と少し気が合うみたいだ。」 「二人を見ればわかるよ。でも気が合うってどういうことだ。金が目的じゃないのか?」 「金は君を吊るエサさ。……リチャードさんには実は、ある噂があってね。」 「噂?」 「君はとても11歳には見えないね。」 「話を変えるな。噂ってなんだよ。」