次の日、僕たちは王宮に行った。
最初はなかなか中に入れてもらえなかった。
でも、僕が王様の孫だと分かると、中に案内してくれた。
「ようこそ来てくれました。先程はご無礼を。お許し下さい。」
「皆さん。顔を上げてください。皆さんに聞きたいことがあって来ただけですから。今、国王がいないこの国はどうなっているんですか?」
「近くの村ではお金が無く、食べ物ももう尽きてしまいます。このままではこの国が無くなってしまうかもしれません。」
「そんな事になっているんですか。では一度、僕たちがこの国中を回ってきます。」
「ですが、馬車で行かれるのに何年かかるか。」
「分かっています。ですが放っておけないんです。僕お金を国のために使ってください。僕にはお金より、国のほうが大事です。行こう!ティルス、ミリア、ガムリエルさん!」
「はい!」

