ついでなので
本来の空気中の音速の方程式を示します


これまでに書いていた音速の1秒間に進む距離
331.5メートル
ですが


これは空気中の温度が
0℃
の時の音速です


実際は、温度が1℃上昇するごとに1秒間に進む距離は
0.6メートル
増えます


10℃温度が上昇すれば
6メートル
増え
337.5メートル


100℃温度が上昇すれば
60メートル
増え
391.5メートル


つまり音速は
331.5+(0.6×T)
です


Tは温度で単位は℃です


逆に言えば、音速は温度が下がれば
遅くなります


例えば、空気中の温度がマイナス10℃だったら


331.5+(0.6×(−10))
=331.5−6
=325.5メートル
です


1秒間に進む音の距離が、このように空気中の温度によって左右されるのです