嘘つきな君



今度は、私の方に体を向けて


「なぁ」


もう、私の手を振り払おうとはしなかった



「……体育とき、ありがとな」


「……今さらかよ」


「うるせぇな」


その時
ガチャッと休憩室のドアが開き渉さんが入ってくる


「お~!美恋!来てたのか」


慌ててソファーから立ち上がり、ババっと涙を拭く