DESTINY 運命

恋愛(ピュア)

おりえと/著
DESTINY 運命
作品番号
1267811
最終更新
2015/10/24
総文字数
399
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
13
いいね数
0

この街で、あなたと出会えた事は運命だった。

たとえそれが、ささやかな恋だとしても…



田島 梨香(たじま りか)は21歳、関西のとある大学に通う女子大生。
彼女は19歳の頃のある大きな出来事を受け、人生に対し無気力な気持ちを抱くようになる。
それは日々の生活にも影響し、アルバイトと学校の往復を繰り返す単調な毎日を過ごしていた。
ある日、梨香は高校時代からの友人で、現在同じ大学の同級生でもある玉屋 美菜子(たまや みなこ)から、大学同士の交流会-いわゆる合コンに一緒に行かないかと頼まれる。
彼女は梨香の心境の変化に心を痛めており、何とか元気を取り戻してほしいと願っていた。
当初は美菜子の誘いを断った梨香だったが、彼女の話を聞く中で心の中にある自分の素直な思いを感じ、合コンの誘いを受け入れる。それは「このまま単調に生きていくのは悲しいかもしれない」という思いからと、美菜子が本当に心配して自分を誘ってくれたと感じたからだった。

合コン当日、梨香はなかなか雰囲気に馴れず相変わらず固い所があったが、カクテルを口にした事で少しずつ気持ちがほぐれる。
そんな中、彼女は慣れないヒールのパンプスをはいていたせいもありバランスを崩し、階段で派手に転んでしまう。静かなくすくす笑いや嘲笑が沸き起こり、居たたまれなくなったその時-

「こんな高い靴はくから転ぶねん、アホ!」

悪態をつきながらも、1人の男性が梨香に手を差し伸べた。
彼の名は榊 拓也(さかき たくや)。
神戸の老舗時計店の息子として生まれ育ったいわゆる「ボンボンの大学生」だが、彼もまた複雑な感情を心に抱いていた。
梨香は迷いながらも、自分に差し出された手を取ったー

不器用なふたりはぶつかり合いながらも、次第に互いを意識するようになる。

それが恋だと気づくのは、いつのことなのか…

そんな恋の軌跡を描きます。






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