キャンディーポップ・ハロウィン

「どうして?」

フィナは、首を傾げる。

「あっちのセカイじゃ、この姿にはなれないからよ!!」

「あー、なるほどね。」

フィナは、相づちを打ちながらうなづく。

「そ、それにあれよ・・・人間界にもコスプレって言うのがあるじゃない。だから、大丈夫よ。きっと・・・怪しまれないわ・・・うん・・・。」

キャンディーは、自信なさそうにつぶやく。

「それなら、わたしだってその格好でも大丈夫じゃない?」

フィナは、首を傾げる。

「ダメ!!」

キャンディーは、叫ぶ。

「ど、どうしてよ・・・。」

フィナは、戸惑ったように顔を引く。

「そ、それは・・・その・・・周りから勘違いされたくないからよ!!」

「勘違いって、なんの?」

「姉妹だと思われたくないのよ。」