キャンディーポップ・ハロウィン

フィナは、ため息をつきながらつぶやく。

「そう言うのは、ポップに聞きなさいよ。」

「そんなこと言ったって、そのポップは行方不明じゃない。」

「そんなことは、いいからわたしを早く、人間の姿にさせてよ。」

キャンディーは、叫ぶ。

「あー・・・はいはい。」

フィナは、少しやる気のない顔をしながら返事をする。



「これでいい?」

「・・・。」

キャンディーは、ぼおぜんとした顔で自分の手をグーパーさせる。

「どう?久しぶりのその姿は。」

フィナは、腕を組ながら笑みを浮かべる。

「久しぶりすぎて、感覚がよく掴めないわね。」

「あら、そう。」

「というか、フィナ。」