キャンディーポップ・ハロウィン

「・・・!!」

キャンディーは、不意に振り返る。

「ほんとにいいの?」

「何が?」

「自由に行動しても・・・。」

「だって、キャンディーはわたしといるの嫌なんでしょ?」

「・・・そ、それは・・・。」

キャンディーは、そっぽを向く。

「あのね、キャンディー。わたし、あの子を見つけたら話しかけてみようと思うわ。」

「え?」

「もし、話が成立したらキャンディーも手伝ってくれる?」

フィナは、キャンディーを横目で見る。

「・・・うん、分かったわ。」

キャンディーは、ぼおぜんとした顔をすると納得したようにゆっくりとうなづいた。

「ありがと。じゃあ、今日は自由行動でいいわよ。」