キャンディーポップ・ハロウィン

キャンディーは、ふてくされた顔で腕を組む。

「いやいや、キャンディー。わたしたちは、姉妹じゃないのよ。」

フィナは、キャンディーを見つめる。

「それが嫌なのよ!!」

「え?」

フィナは、首を傾げる。

「フィナは、たしかにいい魔女だと思うわ。でもね、嫌なのよ。そんなフィナの妹であることがっ・・・恥ずかしくて一緒にいられないわよ。」

キャンディーは、そっぽを向く。

「キャンディーったら、何を訳のわからないこと言ってるの?つまりは、わたしのこと嫌いってわけ?」

フィナは、訳が分からず眉を寄せて腕を組ながらキャンディーを見る。

「そ、そうよっ・・・。」

キャンディーは、背を向けたまま答える。

「はあー・・・。」

フィナは、ため息をつく。

「わかったわ。じゃあ、キャンディーの好きにしなさいよ。」