「何か聞く?」
哲平がウォークマンを取り出した。
私は鞄の中から一枚のCDを取り出す。
「これ聞きたい!」
「持って来たんだ?」
哲平が嬉しそうに言った。
私が取り出したのは、初デート記念で哲平に買って貰った、大塚愛のCD。
私達はウォークマンのイヤホンを、片方ずつ付けて聞いた。
哲平の頭が私の肩に当たる。
哲平は眠っていた。
知ってるよ。
哲平は昨日眠れなかったの…。
何度も何度も寝返りをうってた。
哲平が、私と兵庫に出る事を後悔しないように、私頑張るから……。
何年後かに
二人で笑っていられるように……。
「綾香、綾香?」
「…ん?」
「乗り換え」
「…うん」
気付いたら私は眠っていたみたい。
何回乗り換えをしただろうか?
私達は兵庫に着いた。
「今日は、疲れたから何処かで休んで、明日住むとこ探そう」
手頃な泊まり先を探す。
知らない街
知らない人
すれ違う人達の、聞きなれない方言…。
誰も私達を知らない。
私達が居ても居なくても、誰も気付かない。
そしてこの街に紛れる私達は、とてもちっぽけだと感じた……。
哲平がウォークマンを取り出した。
私は鞄の中から一枚のCDを取り出す。
「これ聞きたい!」
「持って来たんだ?」
哲平が嬉しそうに言った。
私が取り出したのは、初デート記念で哲平に買って貰った、大塚愛のCD。
私達はウォークマンのイヤホンを、片方ずつ付けて聞いた。
哲平の頭が私の肩に当たる。
哲平は眠っていた。
知ってるよ。
哲平は昨日眠れなかったの…。
何度も何度も寝返りをうってた。
哲平が、私と兵庫に出る事を後悔しないように、私頑張るから……。
何年後かに
二人で笑っていられるように……。
「綾香、綾香?」
「…ん?」
「乗り換え」
「…うん」
気付いたら私は眠っていたみたい。
何回乗り換えをしただろうか?
私達は兵庫に着いた。
「今日は、疲れたから何処かで休んで、明日住むとこ探そう」
手頃な泊まり先を探す。
知らない街
知らない人
すれ違う人達の、聞きなれない方言…。
誰も私達を知らない。
私達が居ても居なくても、誰も気付かない。
そしてこの街に紛れる私達は、とてもちっぽけだと感じた……。



