ドアが開く音が聞こえ、入って来たのは
里沙と紺野くんと……。
哲平だった。
哲平も私が居る事を知らなかったみたいで、ビックリした顔で私を見る。
「あっ、私、買い出し忘れちゃった!紺野くん行こう」
わざとらしく里沙が言う。
「えっ?俺今来たばっかなんだけ…」
「いいがら早く!」
そう言って里沙と紺野くんは出て行った。
「何だ?アイツら」
哲平はポカンとして、少しすると私と少し距離を置いて座る。
思わぬ展開に私はついていけなくて、二人の間に沈黙が続いた。
「来てたんだ?」
「…うん」
「何か、文化祭以来だな。こうやって話すの」
「そうだね。上手くいってる?」
「えっ?」
「…陽子さんと」
私は一番聞きたくなかったことを聞いてしまった…。
でも哲平は肯定することも否定することもなく言う。
「お前こそ、あのポルシェと上手くいってんの?」
「…まぁね」
「そっかぁ」
そう言うと哲平は少し黙ってしまった。
「お前さ…あの頃ちゃんと俺の事好きだった?」
「…うん。好きだったよ」
「そっかぁ」
哲平はそう言うと、嬉しそうに笑った。
”好きだった”
なんて、まだ過去形になってない気持ちを過去形にしたのは、私の精一杯の強がりだった。
里沙と紺野くんと……。
哲平だった。
哲平も私が居る事を知らなかったみたいで、ビックリした顔で私を見る。
「あっ、私、買い出し忘れちゃった!紺野くん行こう」
わざとらしく里沙が言う。
「えっ?俺今来たばっかなんだけ…」
「いいがら早く!」
そう言って里沙と紺野くんは出て行った。
「何だ?アイツら」
哲平はポカンとして、少しすると私と少し距離を置いて座る。
思わぬ展開に私はついていけなくて、二人の間に沈黙が続いた。
「来てたんだ?」
「…うん」
「何か、文化祭以来だな。こうやって話すの」
「そうだね。上手くいってる?」
「えっ?」
「…陽子さんと」
私は一番聞きたくなかったことを聞いてしまった…。
でも哲平は肯定することも否定することもなく言う。
「お前こそ、あのポルシェと上手くいってんの?」
「…まぁね」
「そっかぁ」
そう言うと哲平は少し黙ってしまった。
「お前さ…あの頃ちゃんと俺の事好きだった?」
「…うん。好きだったよ」
「そっかぁ」
哲平はそう言うと、嬉しそうに笑った。
”好きだった”
なんて、まだ過去形になってない気持ちを過去形にしたのは、私の精一杯の強がりだった。



