小さな恋のメロディ

そんな毎日を送り、気付くとクリスマスも近付いていて、学校では新しいカップルが何組か誕生し、里沙は同じクラスの紺野くんという彼氏が出来た。

それでも、里沙は私を気遣って一緒に居てくれる。

時々、里沙と紺野くんと私の三人で遊んだりして、紺野くんとも仲良くなった。

紺野くんと哲平は、普通に仲が良いみたいだったけど、私や里沙は哲平の話も、鳴海の話もしなかったし、紺野くんも何も言わなかった。



「ねぇ、今日紺野くんのクリスマスプレゼント、選ぶの付き合ってくれない?」


学校が終わって、里沙と街に出かける。
色んなお店おぐるぐる回ると、里沙はため息をついて言った。


「決められない…」


いつも行動的な里沙も、こんな時は優柔不断になるみたいだ。


「じゃあ、他のお店に行こ?」


お店を転々とし、里沙はやっと気に入った物を見付けたらしく、香水売り場で立ち止る。
そして気に入った香水を選ぶと速攻買った。


「ちょっと待ってて」

私は店内をぐるぐる回る。
少しすると、嬉しそうに里沙が私の元に駆け寄って来て言った。

「綾香はいいの?」