とうとう、学校が始まった。

行きたいような、行きたくないような…。

身支度を済ませ、ボーとしていたら、

ピンポーン…


誰だろ…。 ドアを開けると、目の前には中谷が!

「どうしたの、こんな朝早くに!!」

「今日は、気分がいいだけだから」

「なにそれ~!」

その言葉は、照れ隠しだと分かった。

「俺のことはいいから!
てか、準備できてんのか~!」

「できてます~!」

「じゃぁ、後ろ乗れ!」

「え?朝から、何言ってんの?」

「俺ら、恋人だろ?こんなの当たり前だから」

ちょっと赤くなりながら言うゆうとが、かわいかった。