あっ!あのとき、中谷は、なにか言いたそうだった。

「中谷?あのとき、何が言いたかったの?」

「あー、あれ?そろそろ休憩してーなーって思ってさ」

「そうなの!な~んだ!」

「おう!」

二人は、笑いあった。


私たちは、駅につき、電車に乗り、それぞれの家へと帰った。

家につくと、一通、メールがきていた。

そのメールは、中谷から。

《今日、楽しかった。
心配してくれて、あんがと》

《全然大丈夫だよ!私も楽しかった!》

全然大丈夫なんて、うそ。
ほんとは、すっごく心配したんだから…。

でも、また中谷に心配かけるようなこと、したくなかった。

だから、わざと嘘をついた。

ピロリン…

《俺、明日から、補習だから、夏休み中は遊べねーわ。 ごめん》

《謝らなくても大丈夫だよ!補習、頑張ってね!
てか、あんなに不良ぶってたのに!
まぁ、まだ、紙の色は、不良だけど!》

《うっせー、バカ!》

《冗談だよ!》

すると、こんな内容が!

《この色、いや?》

こんなこと聞くの、反則だっての…。

《別に嫌いじゃない。
てか、そのままの方が好き。》

《はは!ありがと!おやすみ!》

《どういたしまして!おやすみ!》

明日から、何しようか悩んでいたら、いつのまにか、寝ていた。