私は、帰ろうとした。

すると、また杉村がきた。

「あのさ、一緒に帰らない?」

「ごめんなさい…」

そのまま帰ろうとした。

すると、

ガシッ

帰ろうとした私の手首を掴んできた。

「ちょっ!離してよ!」

「いいから、今日だけでも一緒に…」

すると、私の前に中谷が!

「山下、嫌がってる。離したら?」

「あっ!ごめん山下。
悪気はなかったんだ」

「う、うん」

私と中谷は、自転車置き場へ向かった。

後ろを振り向くと、杉村は、こっちを向いたまま立っていた。