「ごっめーん!おまたせ」

するとそこには、中谷と……杉村がいた。

「な、何でいるの…?」

私は、自分でもわかるぐらい、明らかに動揺していた。

「久しぶり。たまたま、正門で会ってさ。
話してたんだよね~!」

「は?」

私は、あのときの忘れようとした記憶を思い出した。