あれ以来、私への嫌がらせはなくなった。

しかし、中谷と付き合っているという噂が流れた。

「だから~、付き合ってないって言ってるじゃん!」

「ほんとーに?」

「本当だよ!」

今日もまた聞かれた。

これで、何回目だろう…。

終わりHR、中谷から手紙が。

《正門で、待ってる。危ないから、送ってやる》

なにこれ~!とても嬉しかった。

《分かった。部活でちょっと遅くなるかも》

中谷を見ると、頷いていた。

HRが終わり、私は部活へ。
中谷は、正門へ向かった。