次の日、学校に早く来た。

その目的は、赤い字で書いた紙を山下の下駄箱に入れるため。


教室で山下を待っていると、山下が青ざめた顔で教室に入ってきた。

山下に、体育館裏に来るように伝えた。


放課後、私は、友達を連れて体育館裏に。

案の定、山下は怯えている。

私の思っていること、全部言った。

山下から、努力してとれって言われた。

私は、唖然としていた。

あんたよりも頑張っていた。
だから、あのとき、やっと、自分のものにした。

なのにそれを、山下は、とったじゃん…。

それすら山下は、分かっていない。

その事に私はムカッとした。

そして、手をあげたときだった。

目の前に、ゆうとがいて、私の手を掴んだ。