高校入学して、一目惚れした。

その人は、中谷ゆうと。

きっかけは、入学式だった。

私は、廊下のボコッとしたところで、つまずき、転びそうになった。

すると、後ろから手が伸びてきて、私の手首を掴み、引っ張ってくれた。

「ありがとうございます」

見た感じ、怖そうな人だった。

すると、怖い感じとは一変し、やんちゃな笑顔で、
「こけなくてよかったな!」

そう言い残し、去っていった。

その日から、一途に想い続けていた。

そしてとうとう私は、告白することにした。