俺は電話を切り、急いで靴を履いて、ケーキを取りに行った。


ハァー…ハァー…

走ったせいで息切れが…。

そのまま店内にはいると、店員さんはすぐ、わかったようで、

「中谷さまですね!お待ちしておりました。
こちらでよろしいでしょうか?」

「はい。
あの、すみません。遅れて…」

「いいえ、大丈夫です!
彼女さんを喜ばせてあげてくださいね!」

「は、はい!」

俺は会計を済ませ、ケーキが崩れないように歩いて帰った。