渡されたのは、ピンクの包装紙に包まれた、箱だった。

「開けていい?」

「うん!喜んでくれると、いいんだけど…」

私は、包装紙を取り、見てみると、マニキュアセットだった。

「どうしたのこれ!高かったんじゃ…」

「大丈夫!だって、ゆうとくんとたまにしか、会えないじゃん!
だから、つま先まできれいにして、会わなきゃっ!」

「とってもうれしい!ありがと~!」

「どういたしまして!」

プレゼントをもらって、こんなに喜んだのは、久しぶり。