そう言って、部屋に入っていった。

何を言われるかな…。
ずっとドキドキしていた。

「全然、散らかってないじゃん!
ちゃんと整理してあるし!
しかも、かわいい…」

「えっ?」

「女の子って感じの部屋だね!」

「そうなんだ…。よかった~!」

安心しながら私も部屋に入った。


「なんか、安心する」

「なにが~!どこも、安心するところなんてないよ?」

「そうだけど、なんか」

「ふ~ん」

また、沈黙が続いた。

何を話したらいいかも分からない。

ずっと話題を探していた。

すると、いいタイミングで、

「ご飯、できたよ~!」という声。

「は~い!」

ゆうとの方を向いて、

「ご飯、できたって!
食べよ!」

「おう!」

私たちは、リビングに行った。