朝早いこともあって、とても寒い。

まりかに貰ったマフラーをまいて、駅に向かった。


駅には、人は全然いなかった。

京都行きの電車が来た。

電車の中は、数えるぐらいの人数しかいない。

窓側に座り、外を眺めた。

この景色も見慣れた。

ボーッとしてると、なぜか親のことが頭に浮かんでくる。

まりかには、このことを言わないでおこう。