そんなに急いできてくれたんだ。

遅れていたこともいつの間にか忘れていた。

「大丈夫だよ!てか、久しぶりだね!」

「おう…。会えて、嬉しい…」

久しぶりに会ったのか、なぜか、緊張していた。

この時間だから、お店はどこも開いていない。

だから、噴水の近くにある、ベンチに座ることにした。

「学校、俺がいなくて寂しかったか~!」

「べ、別に…!」

そんなは恥ずかしいこと、言えるわけないじゃん…。

「ほんとは?」

ゆうとのこうゆうところが、ずるい…。

「さみし、かった…」

「俺もだよ…」

ゆうとは、恥ずかしい言葉も平気で口にする。