まりかのとこへ行こうとしたら、足を引きずりながら歩いていた。

こんな足で、保健室まで行けるわけねーだろ!


俺はすかさず、まりかをお姫様だっこした。

まりかは、顔を真っ赤にしていた。

かわいいとは思ったが、全然頼ってくれない。

ちょっと、がっかりした。

まだ、俺のこと、信用してくれてねーんだ…。

俺は、保健室まで送り、みんなのとこへ戻った。


ちょっと間すると、まりかは、帰ってきて朝倉と話していた。

俺は、クラスメイトのやつを応援していた。
すると、いつのまにかいなくなっていた。

グラウンドを見回したが、いない。
また、杉村に呼ばれたんじゃ…。

前のことを思い出してしまう。

すると、俺のとこへまりかが来た。

どこ行ってたか聞いても、
「ちょっとねっ!」

また、何か隠してる。
俺が、どれだけ心配したか…。

するとまりかのうしろのほうにくみの姿が見えた。

なるほど。俺に気をつかって言わなかったんだ。

やっぱり、まりかは、優しいな。