次は、リレー。

私とみきは、入場門に並んだ。

「頑張ろうね!」

「うん!」

私の出番がくるのを待った。
私は、みきの次に走る。


とうとう、私の出番が…。

今のところ、一位だ。

私にバトンが渡された。

一生懸命走った。

ゴールテープが見える。
すると応援席から、

「まりか~!がんばれー!」

あの声は、ゆうとだ。

もうすぐで抜かされそうだったのが、ゆうとのお陰で、差を離してゴールすることができた。

でも、ゴールをしたあと、足に痛みが走った。

無理したからかな…?

「…っ…」

「どうしたの、まりか?」

「足、くじいたみたい…」

「保健室、一緒に行こうか?」

「ううん、大丈夫。一人で行けるよ、これぐらい!」

私は、歩いて保健室に行くことにした。

でも、歩くたびに痛みが走る。
もっと悪化しそう。
やっぱ、ついてきてもらったらよかった…。