「一緒にゴールまで来て」

「うん!」

私とゆうとは二位でゴールした。

「紙、何て書いてあったの?」

「えー。秘密!」

「教えてよ~!」

「むっり~!」

ゆうとは、最後まで教えてくれなかった。

するとみきが、私の方へ走ってきた。

「聞いて、まりかー!
村井くん、私のこと、好きって!
付き合ってって!」

「うそ~!で、返事は?」

私は、息をのんだ。
みきから出た言葉は、

「もちろん、OKですって言ったよ!」

「キャー!やった~!おめでとう♪
体育祭終わったら、一緒にカラオケ行ってさ、盛り上がろ!」

「うん!」

好きな人と付き合えることは、うれしいことだなって、改めて思った。