恋物語

私たちは川沿いを自転車で走っていた。

そこで止まり、自転車から降りて、草原に座った。

「俺、ずっと謝りたかった。
まりかの気持ちを考えずにあいつとずっと帰っててさ…」

「ううん。大丈夫…!」

私は、嘘をついた。
死ぬかと思うほど、辛かった。

すると、ゆうとは私の目をずっと見ていた。

「な、なに?」

「あのさ、嘘、ついてるでしょ?
まりかって、嘘ついているとき、目、そらすんだよね…。
ほら。今もそらしてる」

だって、そらさないと、バレちゃうじゃん。
嘘ついてることも、泣いちゃいそうなことも…。