俺は、まりかをいつも通りに送った。

すると急に、抱きついてきた。

「急にどうしたんだよ!」

「ねぇ…」

なんか、今日のまりか、おかしい。

「ん?」

「絶対に、くみさんのとこに行かないでね。
絶対だよ?」

「当たりめーだろ!俺が、あいつのとこ、行くわけ!」

「本当?」

まりかは、涙目で俺の方を見てきた。

俺は、ビックリした。
それと同時に、まりかをずっと苦しませていたんだと、気づかされた。