私は、机にお金を置き、店から出た。


すぐ、学校に戻ると、自転車に乗ったゆうとが正門で待っていた。

「お前、どこに行ってたんだよ!」

「ちょっとね!」

「ふ~ん。ま、いいや!
帰るぞ!」

自転車の後ろに乗り、家に向かった。

「ついたぞ!」

「ありがとう!」

そのとたん、急に胸が苦しくなった。
心配で心配で。
ゆうとがどっか行っちゃうような気がした。

私は、いつのまにかゆうとに抱きついていた。