ちょっと間話したかと思うと、私のところへ走ってきた。

「ごめん。今日、あいつと帰るわ!
久しぶりに会って、話したいことがいっぱいあってさ~!」

「う、うん!分かった。
気をつけて帰ってね!」

「おう!じゃーな!」

私に手を振って、帰っていった。

私、うまく、笑えたかな?

もしかしたら、遠距離でその寂しさを私でまぎらわしていたんじゃ…。

悪いことしか出てこない。
そんなはずないって思っても、どうしても考えてしまう。


私は一人、寂しく帰った。