「あのさ、他に彼女っていないよね?」

「当たり前じゃん!急にどうしたんだよ!」

「いや、そんな夢を見たから…」

「ふーん」

いつもは、安心するようなことをしてくれるのに…。

ちょっと、いや、すごく、心配した。
この事が、実際になったらどうしよって…。


もうそろそろ、学校に行く時間。

教室につくと、みきが私に飛び付いてきた。

「まりか、聞いてよ~!村井くんとメアド交換したよ!」

「えっ!よかったじゃん!おめでと~♪
あとは、付き合うだけだね!」

「まだ早いよ~!」

私は、みきのこの幸せそうな顔を見て、私の悩みもちょっと、晴れた。