私の名前は、山下まりか。

高校2年生の女の子!

この頃の私は、恋をしていた。

その人は、杉村ゆうと。
ムードメーカー的存在。

席替えをすることになった。

なんと、私の隣になったのだ!

やった~!♪ なんか、いいことが起こりそう!♪

そんなことを思っていながらも、なかなか喋ることができないでいた。

そのときだった。
「あのさ、名前、何てゆーの」

「や、山下まりか…です」

「そうなんだ。俺、杉村ゆうと。
よろしく」

「よろしく、お願いします!」

この会話が、私にとって、とてつもなく、大きいものだった。

それからというもの、何度か話すようになった。