幽霊とか、妖怪とか、そういう類のモノを見たことがあるだろうか。


俺は見たことがある。というより、毎日見ている。


物心ついたときからそれらは確かに俺の世界に存在していて、最初は幽霊か人間か区別できなかったものの、小6くらいから区別できるようになった。


あまりにたくさんいすぎて、逆に生活に支障はない。


そんな高校生、羽田 龍(はだ たつる)の日常的生活が、非日常的に変わっていく、そんな物語。