先生と出逢えたキセキ

そして2学期になった。

ある日の理科の授業、
私はプリントをノートに貼ろうとしたが
大きかったので余白を切って
切れ端を捨てようとしてゴミ箱に
椅子に座ったまま投げた。

「三井さん!投げてほかさんと
ちゃんと捨て!」

大北先生にすごい剣幕で怒られた。

「後でちゃんとほかしや」

睨まれながら言われた。

「なんやねん!ゴミくらい!
投げてほかしたってえぇやんか!」

私は心の中で激怒した。
ゴミ箱に入らなかった丸めた
プリントの切れ端が寂しく転がっていた。