先生と出逢えたキセキ

解散した後も茜たちと遊び、
6時前くらいにバイバイした。

さて、私も帰るか。と思い、
遊園地のゲートを出ると
大北先生が前から歩いてきた。

「三井さんまだ居てたんか
はよ、帰りや~」

と、促した。

「はーい!
あ!先生!一緒に写真撮ろ!」

私はまだ大北先生と1回も
写真を撮ったことないことに
気付き誘った。

「おー、えぇよー。」

先生はすんなりOKした。

「ありがとう!」
私はカバンから使い捨てカメラを
出した。

「今どき使い捨てカメラなん?(笑)
携帯で撮る子多いのに!」

「別にえぇやんかー!(笑)」

古くて悪うございましたね!!

私はカバンにしまってあった
キャラクターのカチューシャを
再びつけた。

「またつけるん?!
おもろいなー(笑)」

ほんまいちいちうるさい
先生やなー!!

「笑うなー(笑)」

私は冗談まぎれに怒り、
メガネをはずした。

…私はメガネをかけたまま
写真を撮るのがキライだ。

「メガネはずすん?
見えるん?大丈夫?」

「大丈夫ー!」

どんだけ心配するねん。先生。