「この曲だけ、と限らないで出来れば櫻木が歌う曲をこれからは俺が作りたいと思ってる、ただ、お前の同意と許可がなければな勝手な真似は出来んと思ってな。」
彼はこんなところまで真面目で、真っ直ぐな目で私を見つめる。
(どうしよう…か、)
突然のことで上手く思考回路が回らない。
なんて返事をするべき…?
「……まあ、今日すぐにとは言わないからゆっくり考えてみてくれ…」
海斗さんは私の心を見透かしたように優しい声で言った。
「んじゃ、堅い話は終わり!鍋でもしようか!」
大地さんはそそくさとキッチンへ向かう。

