____ to Sea



「♩〜………」

思わず1曲出来てしまった……
書き留めても録音もしてなく、少し後悔した。



「寒いし、帰ろう…」


時刻は1時を過ぎていた。

最近やけに製作が進んでおり、ちょっと嬉しかった。

ここの公園のおかげか。
環境がいいのか。




「いや、あいつの歌聞いてからか……」


今日で少し櫻木という人を知れた気がした。

それが今日の製作に繋がっていった。



彼女の事を考えるのをやめて、明日の休みをどう過ごそうか考えながら公園を出た時だった。



「っ…!?」



ついさっきまでこいつの事を考えていた俺の頭の中は真っ白になった。