_____ to Moon
声と気配はうまく消してたと思う。
あの時の小さな公園は誰かがいた。
……こんな時間に誰だろう。
目を凝らして見ると、どことなく海斗さんに似ていた。
そんなまさか……
去るのをじっと待っていた、その時だった。
「〜〜…♩」
遠くから聞こえてきたのは、優しい声。
どこか懐かしくて暖かい音だった。
「………」
なんか…落ち着くなあ……
静かな夜に染みるような、温もりを感じた。
ああ、やばい…眠くなってきた……
その声に包まれながらそっと目を閉じた____
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…