「─ってかんじ?

いやー、最初ミスったときは焦った。」



「まあ、もう終わったからいいんだけど」と私はモグモグと卵焼きを頬張る



「もう1回吹かせてくれるんだ!

ならいいや!」


なんだか少し安心したらしい輝



「そういえば、日和、千夏。

先輩メトロの音消えるとか言ってたけど気づた?

私緊張してて気づかなかった。」



おもむろに口を開く美奈


「そういや、どうだったかな?覚えてないな。日和は?」


「んー?どうだったっけ?

気づかなかったな。まあ、そっちのほうが幸せだよ。」


「それもそうか」と伊藤家特製ミートボールを口に入れ、さらにご飯を入れる…いや、どんなけ入るのよ、あんたの口!?


「待って。メトロの音消えるの?」


翔太が驚いたように尋ねる


「「らしいよ。」」


おお、サックスパート3人の声が揃った!


すごーい


「でも、3人とも気づかなかったんでしょう?

そこまで気にしなくてもいいのかな?」


「う"ん。いあび。ふぁぶんひにひふぎたらミふるよ。

(うん。雅。たぶん気にしすぎたらミスるよ。)」


千夏、食べてから言おうね。うん。