「まあ、それも良い思い出だよ。」
「よーし、それを糧にしてがんばろーっと!」
「いや、もういいわ∑」
教室に着き、中に入って自分が練習する席へと荷物と楽器を置く
「あれ?2年生どうかしたのー?」
先輩がオーディション当日にも関わらず私たちのテンションが変なことに気づき尋ねてきた
「先輩!それが昨日─」
「日和!言わなくていいから!」
「…昨日とある事件があったんです。
その結果トイレのドアが壊れたというかんじです。」
「だいぶ省いたけど、言うなよ!」
千夏が煩いからいうのやめよっと
「すいません、先輩。お騒がせしました。」
不思議な顔をしている先輩だったが、
「よくわかんないけど、大丈夫だよ。オーディションだし、ちょっとでも練習しようか?」
と返してくれた
こうして練習を始めたのだった
